BASSBOND   淀川 琵琶湖

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ロキサーニ7 ロキサーニスピニング 簡単安くベアリング追加~スピニングもベイトも簡単に巻き感向上~

みなさんこんにちは。

 

一気に寒くなりましたね。

冬に向けて一気に季節進行って感じですね。

今年はラストバスいつになるのか。。。

実はもう終わってるのか??笑

 

さて、今回はリールチューンの入門編とも言うべきハンドルノブへのベアリング追加についてです。

 

ロキサーニのベイトの方は結構巷に記事がありますが、スピニングの方は無かったのでサイズなどご参考に、、、ま、ベイトと同サイズですけど笑

 

 

 

ハンドルノブのベアリング追加??

やっている人からしたら当然のこと

メンテナンスとかもしたことない人からすると敷居が高く感じるベアリングの追加

 

私も昔はそうでした。このブログを始めてからメンテなどにも興味を持ち、やり始めましたから笑

 

そんな人でも簡単に出来るリールチューンの第一歩としてどうでしょうか?

 

何をするかというと、読んで字のごとくハンドルノブのベアリングを追加するんですけど、まずハンドルノブの中には基本的にはノブの回転を滑らかにするためにベアリングが2個入っています。

エントリーモデル機種(実売2万円程度)くらいまでの機種はコストカットをどこでするかという際に、ベアリングをケチることが多く、私の所有するロキサーニ(スピニングもベイトも)やレボLT7などは御もれなくケチられています。ケチられた結果どうなるかというと、プラスチック製のベアリングの形をしたものが入っています。

 

よくリールの性能云々言う際にベアリング数がどうこう言っているのを聞くと思います。

 

例えばシマノだと上位機種のアンタレスやメタニウム等はベアリング数が10個ないしは11個組まれていて、いわば全てベアリング状態です。

それに対し、入門機であるカシータスでは5個、最近めちゃめちゃ名前を聞く中級機種バンタムMGLだと9個になっています。カシータスの場合2つあるハンドルノブのベアリングが全てプラスチック製のパーツで他でも減らされているので5個になっています。(ハンドルノブを全てベアリング化すると9個)

バンタムMGLだとハンドルノブに2つついてるはずのベアリングの内1つだけがプラスチック製のものに替えられているためノブが2個でベアリングも2個削られている状態です。これらをベアリング化すると11個で最上位機種同様フルベアリングです。

 

同じことがダイワ、アブなど他のリールメーカーでも起こっています。

 

それを換えてやろうというのが今回の目的です。

 

因みにロキサーニのベイトだと5→9個に、スピニングだと7→9個へとパワーアップします。

 

もはや9個ついてたらベアリングだけだと上位機種と変わらんという満足感を得られます笑

 

必要なもの

では何が必要になるのか。

 

ベアリング

まずは大前提ベアリングですよね笑

ひとえにベアリングといってもサイズや仕様が様々です。

一番手っ取り早いのは正直言うとヘッジホッグスタジオさんなどのリールパーツ専門店でそのリール専用のハンドルノブベアリング化キット的なのを買う事です笑

サイズ間違いも無いですし。

 

ただ、

 

高い!!

 

ロキサーニのベイトで言うと4つのベアリングで2,880円します。。。

そこまでかけてはやりたくないゾ!!

ってのが正直なところ笑

実際、確かにこういう専門の物は精度も高く間違いないと思います。

 

妥協は致しません!という方はそっちをどうぞ(そもそもそういう人がロキサーニ買ってるかは別として…笑)

 

私が勧めるのはモノタロウないしはAmazon!

多少の価格変動はありますが、今回私はモノタロウで1つ269円×6個(ベイト4、スピニング2)で手に入れました。

4つだと1,096円、ヘッジホッグスタジオに比べて62%OFFです笑

勿論ミクロ単位での精度に差はあるんでしょうが、しっかり脱脂洗浄してやればめちゃめちゃ回転するようになります。(あとで動画あります)

 

ロキサーニのベアリングサイズはベイトスピニング問わず850ZZ(内径5mm×外径8mm×幅2.5mm)の物になります。

 

2020.9.30追記

ロキサーニスピニングの現行モデルはベアリングが内径5mm×外径9mm×幅2.5mmであるそうです。読者の方よりご指摘を受けました。

 

今回はミネベア社というベアリング界の大手のものをお勧めするので型番としては

 

DDL-850ZZ

 

こちらを選んでください。

 

 

実はヘッジホッグスタジオのベアリングもこれと同じもので、じゃあ価格差は何かというとヘッジホッグスタジオで取り扱っているものはこの中でより精度のいいものを選別しているのだそうです。

 

こちらをベイトリールの場合4つ、スピニングの場合2つご用意ください。

 

必要最低限はこれだけです。

ここからは持ってない人はあった方が良いもしくはないと出来ない物を挙げていきます。

 

 

脱脂洗浄に必要なものと手順

ここからは普段メンテナンスなどをしている方は持っている人も多いと思いますので必要な方だけ揃えてください。

 

①灯油やZIPPOオイル等と小さいビンでベアリング無いのオイルを除去

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今回は私は100均でオイルと小瓶を揃えました。

ビンは出来るだけ小さい方がオイル等の量も少なくて済むので経済的です。

 

 

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まず、ベアリングを小瓶に入れてオイルに浸るくらい入れます。

そして10-20分ほど放置して取り出し、乾かします。(割とすぐ乾きます。)

 

②パーツクリーナーに浸してさらに洗浄

 

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次はビン内のオイルを除去し、ベアリングを戻してパーツクリーナーを中に噴射し、同じように浸らせます。

 

パーツクリーナーはホームセンターなどでも売ってるので大容量でめちゃめちゃ安いです。

確か私のやつはコーナンのだったはず。。

5-56でお馴染みのKUREにも勿論ありますが少しだけ高いです。

ホームセンターのPBや激安のやつで十分です。

 

KURE パーツクリーナー

KURE パーツクリーナー

 

 

 

5分くらいしたらビンが割れないように、ベアリングが傷つかないように気をつけながらシャカシャカしてあげます

中でベアリングをビンの縁に沿わして回すといいかも。

 

するとめちゃめちゃカスが出てきます笑

 

これをカスが出なくなるまでクリーナーを入れ替えつつ繰り返します

 

ここまで来たらもう最終段階。

 

取り出して乾かします。

パーツクリーナーは揮発するので一瞬で乾きますがエアダスター等で吹いてあげるとより早く乾くしゴミが残ってても飛ぶし尚よし。

 

③オイルを注油してベアリングの準備完了。

最後に乾いたらオイルを注油してあげます。

ベアリングの上から1滴2滴落としてあげると中にスーっと入っていきますのでそれでOK!

普段メンテされる方はそれでいいですし、これから始めようって方は色々なオイルがあるので試してみるのもありかも。

 

安いものだとシマノやダイワ等のグリスとオイルのセットもありますのでまずはそれで充分かもしれませんね。

 

 私も当初はこれでスタートしました。

いまは色々なところで自分好みのものを模索中です

BORED、GLITCH OIL等が非常に気になっていますが、なんせ高い笑

ごく少量のセットや誰か使用している人がいればその人に少し注油してもらうなどで試してみたいです。。

 

シマノ(SHIMANO)  リール メンテナンス スプレー 2本セット(オイル&グリース) SP-003H 890078
 

 

純正品の取り外しとベアリングの取り付け。

 

ここで使うのが

ゼムクリップ等を曲げたものと+ドライバーです。

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まずハンドルノブについてるキャップを外します。

この時に使うのがゼムクリップを曲げたやつ。

穴に差し込んで引っ張ってやれば簡単に外れます。

 

ヘッジホッグスタジオさんで

 

 

こんなしっかりしたやつも売ってますが、ゼムクリップ曲げたので十分でしょう。本格的にやりたいとかこれからはメンテもって方はこれを買うのもいいかもしれません。

 

そしてノブキャップを開けたところのネジを外しますが

+ドライバーのNo.1サイズの物がちょうどです。

 

私はWeraというメーカーのドライバーを使用していますが、PBSwissとWeraが恐らくプロのメンテナンス屋が使うツールの2大巨頭でWeraだと1本700円くらいです。

安く済ましたい方でも100均などはやめてください。

ネジ舐めて大事なリールに傷をつけることになります。

 

 

 

比較的安価なツールでしたら国産でベッセルというメーカーがありますのでそちらも割とおススメです。以前は私もそこの物を使っていました。

 

 

 

WeraがいいWeraがいいと巷であまりにも聞くので試しに買ってみて今はWeraユーザーになってますけど笑

 

あと回す時は回す力より押す力を強くしてください。

あと初めて開ける時とかだいぶ開けてなくて久々でカッチカチの時は遠慮なくネジ滑り止め液使ってください。食いつきが天地の差です。

 

 

アネックス(ANEX) ネジすべり止め液 No.40

アネックス(ANEX) ネジすべり止め液 No.40

 

 

そしてネジを外してあげると

 

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こうなります。

 

スピニングの場合は

 

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こうですね。

 

この白いわっかをベアリングに置き換えて元通り組んであげれば終わりです。

 

長々と文章を書きましたがベアリングの脱脂洗浄は待機時間もあわせて30分

ベアリングの付け替えは初めてでも5分あればおつりきます。

 

簡単に性能UPですね。

 

変更前後の違い(動画)

 

ロキサーニスピニングハンドルノブをプラブッシュからベアリングに交換#1つ270円くらいのベアリング#しっかり脱脂注油をすれば#ミネベア#DDL-850ZZ#ロキサーニベイトも同サイズ#気持ちええ#ロキサーニ

 

ロキサーニベイトもノブをベアリング化#サイズはスピニング同様#DDL850ZZ#1つ270円程度でこの違い#これで9ベアリング仕様#中級機ともはやなんも変わらんで#ロキサーニ#ミネベア

 

安いベアリングでも脱脂洗浄すればここまでなります笑

 

これは試しに低粘度のオイルでやったので近いうちに少し粘度の高い長持ちオイルを差し直しますがここまで違いが出るものなんですよ簡単に。

 

これでやりたくなったでしょ?

 

ロキサーニベアリングチューン必要なものおさらい(※アブとシマノ、ダイワはサイズ違います)

最後に必要なものをおさらいしておきます。

 

ベアリング(DDL-850ZZまたは他社同サイズの物)

ベイトは4つ、スピニングは2つ

 

灯油やオイルライターのオイル、パーツクリーナーと小瓶
ベアリングに注油するオイル
No.1サイズの+ドライバーとクリップ曲げたやつ等ノブキャップ外すもの

 

さぁこれでくるくる体験だ!!