BASSBOND   淀川 琵琶湖

淀川、琵琶湖及び野池をメインに関西のフィールドを放浪するビンボーバサーが発信する釣り情報と釣行記録

初心者向け いろんなルアーとその使い方、オススメのルアーまで~クランクベイト編~

みなさんこんにちは。

 

今週は雨や予定で平日の夜釣りに行けてません…。

涼しくなってきたし巻きたくて巻きたくてうずうずしますね

 

さて、そんな秋に向けて、初心者シリーズ

 

今回はクランクベイト編です。

 

ではどうぞ

 

 

 

 

クランクベイトとは

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クランクベイトとは形は様々ですが、一般的には丸いずんぐりした小魚のようなシルエットで口元にリップと呼ばれる透明の舌のような板が付いており、ボディとそのリップが水を受けることでブルブルと小刻みに震えながら潜っていくルアーです。一般的には何もしなければ浮かぶものが多くそのリップの長さなどでそれぞれ潜航深度が変わり、大体0-1mまでしか潜らないシャロークランク(シャローランナー)、1.5-2mくらいのミドルクランク(ミッドランナー)、2m以上、MAX7mくらいまで潜るものもいるディープクランク(ディープダイバー)に名称が分かれます。

30cm程度しか潜らないモノをスーパーシャローランナーと言ったりもします。

 

また、リップがある事により、比較的障害物に強く根掛かり回避性能が高いのも特徴の一つです。テトラや沈み木にクランクベイトがタッチするときにまずリップが当たり、そのままリップがバンパーの役目をしてフックを沈み木等の障害物にタッチさせずに乗り越えてくることが出来るためバイブレーション等に比べると回避性能は高いです。

 

余談ですが日本ではバイブレーションと呼ばれているルアーたちはアメリカではリップレスクランクと呼ばれています。

 

さて、ではクランクベイトの中での違いを見ていきましょう。

 

リップの違い

まずそのクランクベイトの特徴を如実に表す要素の一つがリップの形状や長さの違いです。

 

長さの違い

まずは長さの違いから見てみましょう。

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一般的に短いほど潜航深度が浅く、長いほど潜航深度が深くなる傾向があります。

特にとても深く潜るようなディープクランクだとボディより長いリップを持っていたりします。

 

ただし、同じ潜航深度のものでもリップの長さは異なるものも多々あります。

 

これはリップ形状、ボディ形状や角度、ボディの浮力、潜航角度などによって影響を受けるためですがシャローからミドルでリップが他より長いものは大体そのリップによる回避性能の高さを謳っているものが多く、実際にそう感じることが多いです。

 

リップ形状の違い

 

次にリップ形状の違いを見ていきます。

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これもそのクランクの特徴を出すための要素で、大まかに分けると3種類の形状に分類されます。

それが

ラウンド

スクエア

コフィン

の3種類です。ではそれぞれ見ていきましょう。

 

ラウンドリップ

最も一般的なリップの形状と言えるのがこのラウンドリップではないでしょうか。

上の写真で言うと一番左がそうですね

 

丸、もしくは楕円形をしており後に紹介するスクエアに比べると水を受ける面積が少なく抵抗も少なくなります。

 

水の抵抗が少ない分アクションは細かい横方向の震え(タイトウィグル)になることが多いです。がその他の要素も絡めてラウンドながら大きく震えるワイドウォブルなものもありますのでそれは作り手の目指す方向性によるものだと思います。

 

抵抗が少ないため、そのリップが大きくなってしまうミドルからディープクランクに関してはほとんどがこの形状をしています。(特にディープ)

 

障害物に対する回避能力ですが先が丸いので障害物との接点が点になります。

そのため当たった時に障害物に弾かれず、障害物をなめるように回避して巻いて来れるのも特徴の一つになります。

 

そのためコンクリ―トの底などを巻くときははココココココと細かくタッチしながら巻いてくることが出来ます。

 

スクエアリップ

文字通りスクエア(四角形)のリップ形状をしているリップです。

上の写真で言うと一番右がそうですね。

特徴としては面積が大きく水の抵抗をよく受けるので動きとしては大きい横方向の震え(ワイドウォブル)になりやすいです。

但し抵抗を受ける分巻くのが重くなるためリップが長いミドル~ディープクランクではほとんど採用されることがありません。

また、面積が大きいので針を障害物から守りやすく回避性能は高く、抵抗の事も踏まえ、障害物にタイトにアプローチしていくシャロークランクでの採用率が高いです。

 

四角で障害物との接点が点ではないため障害物に接した時に弾かれます。この弾かれてヒラを打つアクションがバスのスイッチを入れて反射的に口を使わすことがあります。

 

しかし角があるためラウンドに比べるとウィードなんかを引っかけてきてしまうことが多いです。

 

コフィンリップ

コフィンリップはあまり数は多くありませんがO.S.PのブリッツシリーズやDEXのクランクベイトに採用されており、形状としてはスクエアリップの角を斜めにカットしたような形状をしています。

上の写真では右から2番目がそうです。

特徴としてはラウンドとスクエアの中間的な位置づけで、スクエア同様の回避性能を持ちながらラウンドまではいきませんが障害物をなめるように引いてこれます。

 

スクエアリップより弾かれない分変なところに引っかかったりは少ないと言えるかもしれません。

 

アクションもちょうど二つの中間と思って貰えるとちょうどかと思います。

 

また、コフィンリップではないですが似たようなコンセプトとしてジャッカル独自のリップ形状でダックビルというリップもあります。上の写真左から2番目がそのダックビルです。こちらは現在はD-BILLシャッドとマッシュボブにしか採用されていませんがこれから増えるかもしれませんね。

 

以上をふまえて障害物の種類、求めるアクション等を意識してクランクベイトを選ぶともっとルアー選びが楽しくなるかもしれませんね。

 

 

ボディ形状の違い

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次はボディの違いを見ていきましょう。

ボディは細かく言うとメーカー毎、商品毎でこだわりが詰まっています…。

ので今回はざっくり3つに分けて見てみたいと思います。

 

ラウンドサイドクランク

世のクランクベイトのほとんどがこの形状です。ずんぐりむっくりした体型のもので次に紹介するフラットサイドクランクに比べるとボディ内部の体積が増えるため浮力が増します。それにより障害物にタッチした際に巻くのを止めてあげるとその場で浮き上がり障害物を回避しやすくなります。

 

一口にラウンドと言っても形は様々なので色々なクランクベイトを見てみるしかないですね…笑

 

 

フラットサイドクランク

上の写真真ん中にあるような側面が平らなタイプをフラットサイドクランクと言います。

 

特徴としてラウンドに比べ

・側面がフラットなため水押し、フラッシングや明滅効果が大きく魚を寄せてくる力が強い

・形状的に浮力を稼ぎ辛く根掛かりにも少し弱い。

・風を受けやすく飛距離が伸びにくい。

 

といった面があります。

 

そのためカバーの濃いところより薄いカバーやオープンウォーターでの使用が主となってきます。

また、種類があまりなくプラスチック製の他のクランクと同価格帯のもので言うとO.S.PのHPFクランクやエバーグリーンのコンバットクランクフラットサイド、ゲーリーヤマモトYABAIブランドのMDZくらいでしょうか…他にもありそうやけど…。。

 

 

ミノーシェイプのクランク

最後は最近すこしずつ増えだしているミノーシェイプのものです。写真で言うと一番右のものになりますが形としては少し大きなシャッドと言った感じで使用感もシャッドに近く、巻いたりトゥイッチして止めたりで使われることが多いです。

 

特にエサとなる小魚がモロコやワカサギなど細長いシェイプの魚の場合に威力を発揮します。

 

 

私のお気に入りクランク

色々使ってきましたが現在私が使っているクランクをいくつかご紹介します。

※私マイナー志向が強いためド定番の間違いなく釣れるワイルドハンチやブリッツRTO1.5などの誰でもお勧めするようなものを敢えて省いてます。

使った事はありますけどね笑

いいクランクベイトです。間違いない!

 

では、そんな私に見初められた子たちです。

 

バークレイ/DEX 55SR

 

私のどこでも使うシャロークランクの一番手です。

サイズ感が全国どこでも使えるちょうどいいサイズでコフィンリップ採用で根掛かりにも強いです。価格が安いのもうれしいところですね♪

 

 

 

 

ジャッカル/マッシュボブ50MR

ミドルクランクでサイズ感も良くその大きめのダックビルリップのおかげで根掛かりにめっぽう強いこのマッシュボブがどこでもミドルクランクの筆頭です。

野池やハイプレッシャーフィールドではこれくらいのサイズ感がちょうど良かったりするんですよね…

 

ちなみにシャローランナーも出てます。

 

 

 

DUEL/HARDCORE® XX CRANK

 

私のフェイバリットクランクです。

少し65mmとでかめのボディですがその分浮力も高く、ウィードを切りながら、回避しながらがすごいいい感じです。あとデカイ分寄せる力がスゴイと感じることが多いです。飛びますし笑

1mクラスから4m潜るものまでありますしこのシリーズはマジでおススメです。

デカイの引っ張ってきますよ

あとは、発色がすごく綺麗で塗装も強いです。

それだけで所有欲を満たされる…笑

 

 

 

 

YABAI/MDZ

ゲーリーヤマモトのブランドYABAIよりフラットサイドクランクです。

野池サイズの50mmで使いやすく少し軽めの為ベイトリールでは扱いにくい人もいるかもしれませんが値段も安く、フラットサイドクランクの入門としては最高ではないでしょうか。

 

 

バークレイ/DEX SC55F

一番上のシャロークランクと同じブランドからシャッディングクランクと銘打たれたミノーシェイプの細身のクランクです。

コフィンリップで細身ボディ、かつフラット気味な側面で強い水押し、タイトなウォブル、高い回避性能を有し、1.8mくらいまで潜るので野池は結構出番多いです。

 

結構投げる機会の多いクランクですね。

 

 

 

以上、私の1軍たちです。

他にもいいクランクはたくさんあるので色々使って自分好みの1つを見つけてください。

 

さぁ秋は巻きまくりましょう!!!